６月の長雨を“梅雨”と呼ぶのは、ちょうど梅の実が熟す時季だからという説も。収穫したばかりの梅の実で梅干しや梅酒を漬ける作業を“梅しごと”といい、この季節の風物詩とされています。こうして作られた“梅”はすっぱくておいしくて、食欲を失いがちなこの時季にぴったりの味わい。メキシコ産アボカドにちぎった梅干しや梅ペーストを加えて和えるだけで、絶妙なおいしさが楽しめます。梅干しにはクエン酸が豊富に含まれているので、疲労回復や血液サラサラ効果などのうれしい働きも。食品が傷みやすいこの時季には、防腐・殺菌作用も期待できます。

お酒もすすむ！「アボカドときゅうりの梅和え」のレシピはこちら
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お寿司のカリフォルニアロールがヒントになって生まれたという、アボカドとわさびの組み合わせ。メキシコ産アボカドの濃厚な味わいを、わさびのさわやかな辛味がひきたてます。まぐろやサーモンなどのお刺身と一緒にわさびじょうゆでいただいたり、それぞれを角切りにしてタルタル風に仕上げたり。アボカドを食べやすく切って焼きのりをちぎって加え、わさびじょうゆとごま油で和えるだけでも、手軽なおつまみのできあがりです。おいしく仕上げるポイントは、わさびを少し多めに使用すること。さっぱりとした味わいがよりいっそう際立ちますよ。

わさびがアクセント！「アボカドとマグロのタルタル」のレシピはこちら
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しょうゆに柑橘類の果汁を加えたポン酢は、いろいろなお料理に大活躍。しょうゆがわりにかけたり、和えたり、煮物や炒め物にも幅広く活用できる万能調味料です。もちろん、メキシコ産アボカドとも相性ばっちり。クリーミーでねっとりとした食感のアボカドに柑橘のさわやかさがプラスされ、食欲がないときにもさっぱりと食べられますよ。レモンやライム、ゆず、すだちなどの果汁としょうゆを１：１で混ぜ合わせた、手作りのポン酢を使用するのもおすすめです。

ポン酢でさっぱりと！「アボカドの生春巻き」のレシピはこちら
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メキシコのソウルフードであり、世界中の国々でも愛されている「ワカモレ」。オーソドックスな「ワカモレ」はアボカドをペースト状につぶしてレモン果汁（またはライム果汁）や塩などを加えて作りますが、さまざまな食材や味つけで幅広くアレンジできることもこの料理の大きな魅力です。たとえば、新鮮なハーブを刻んでたっぷりと混ぜ込めば、フレッシュで清涼感あふれる味わいがたまらない一品に。ミント、バジル、ディル、チャービルなどのハーブはもちろん、大葉、長ねぎ、みょうがなど日本の薬味とも相性がよいので、ぜひいろいろ試してみましょう。

ハーブが香る！「ミント＆バジルのお豆腐ワカモレ」のレシピはこちら
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今回のコラムはいかがでしたか？ アボカドは、ギネスブックにも登録されている世界一栄養価の高い果物。梅雨どきや季節の変わり目など、体調が不安定になりがちなときこそ、積極的に取り入れたい食材のひとつです。梅やわさび、ポン酢、ハーブなどを使用してさっぱりと仕上げたら、食欲のないときにもぴったり。メキシコ産アボカドを使って、さっそく挑戦してみてくださいね。