アボカドのカロリーは?食物繊維や、不飽和脂肪酸が豊富! 食べることでダイエットにも?!

2020.1.27

アボカドはカロリーが高く、栄養価が高いことから「森のバター」という呼び名でも知られています。でも、カロリーの王様のようなニックネームですが、実はその反対!食べることがダイエットにもつながるような栄養素をたくさん含んでいるのです。

アボカドのカロリーは?

アボカドというと、濃厚な味わいと脂質の高さから「太る食材」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。実際、アボカドのカロリーは100グラムあたり187kcal=ひとつにつき約230kcalほどとやや高めです。また、約20%は脂質が占めると聞けば、ダイエット中の人は避けたくなるかもしれません。

アボカドでダイエット?実は、良質な脂質がたっぷりの健康食材。食べ過ぎも防いでくれる

しかし、実はアボカドの脂質のほとんどは、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)。オレイン酸には、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らして、血中コレステロールを適正に保つ働きがあります。つまり、生活習慣病の予防効果が期待できるいわゆる「良質な脂」なのです。アボカドの脂質にはほかにも、オメガ3として知られるα-リノレン酸が含まれ、これには血中中性脂肪を下げる作用があると言われています。
また、研究中ですが、朝食やランチでアボカドを食べることで、満腹感を感じる割合が高くなり、かつ良質な脂質であることから、結果、ダイエットにつながるという調査結果もあります。こちらは、特に現在肥満気味の方にお勧めです。

アボカドの水溶性食物繊維が腸内をキレイにする

次に注目したいのが、アボカドの食物繊維。あのなめらかな食感の中に繊維感は全く感じられませんが、実はあの食物繊維いっぱいのゴボウに相当する食物繊維が含まれているというから、驚きです。これは果物の中でもトップクラス!
食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があり、アボカドに含まれているのは、水溶性植物繊維。水に溶けやすく、水分を含んでゼリー状となり、腸内の有害物質や老廃物を吸着して便として体外に排出させる働きがあります。

アボカドは低糖質だから糖質制限中も安心

糖質が低い、というのもアボカドの魅力の一つ。100グラム中わずか0.9グラム=1個当たり約1.4グラムなので、特に糖質を控えるダイエットをしている人にはぴったりの食材です。
さらに、エネルギー代謝に重要なビタミンB2も豊富。一緒に食べるものに含まれるタンパク質・脂質・糖質のエネルギー変換を助ける働きをしてくれるというから、本当に優等生。

アボカドはカロリーもやや高めですが、これだけ栄養素が詰まっていて、食事の満腹感も得られるので、結果的に食事量の制限も出来て、ダイエット中の朝食やランチにおすすめ。
さっと切って、生でそのまま食べても、栄養補給が出来るというのも手軽でよいですね。
1人1日半分~1個を目安に食べましょう。

(2020年10月28日更新)


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アボカドの美容と健康

参考サイト
https://loveonetoday.com/health-professionals/research-initiative/a-healthy-approach-to-dietary-fats-understanding-the-science-and-taking-action-to-reduce-consumer-confusion/
https://loveonetoday.com/health-professionals/article/avocados-weight-management/
https://loveonetoday.com/health-professionals/research-initiative/avocados-satiety-and-glucose-levels/
https://loveonetoday.com/health-professionals/research-initiative/using-the-avocado-to-test-the-satiety-effects-of-a-fat-fiber-combination-in-place-of-carbohydrate-energy-in-a-breakfast-meal-in-overweight-and-obese-men-and-women-a-randomized-clinical-trial/

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