ビタミンBとビタミンK
おそらく、葉酸はビタミンB群のなかで最もよく知られている栄養素ですが、「B9」という名前でも呼ばれることを知っている人はなかなかいないのではないでしょうか。特に妊娠中の方に摂っていただきたいですが、葉酸は誰にとっても重要な栄養素です。アボカドには、約50gあたりに44mcg(マイクログラム)が含まれており、それは1日あたりの必要量の10%に当たります。
ビタミンKは、血液を固めるなど多くの身体機能にとって重要な脂溶性物質のひとつです。アボカドの1/3個(約50g)から、 1日あたりの摂取目標量の10%を摂ることができます。
アボカドはカリウムを摂るのに最適
カリウムは体を適切に機能させるのに必要なミネラルです。心臓を動かし続ける役割を担っていたり、炭水化物を代謝させてエネルギーとして使えるようにしたり、筋肉をつくるためにタンパク質を集める働きもしています。カリウムの素としては、肉が挙げられますが、他に葉物野菜や皮付きの根菜など、多くの野菜もカリウムの供給源です。こうした食材とアボカドを組み合わせることで、日々必要なカリウムを摂ることが簡単になります。アボカドは、1/3個(約50g)の中に、254mgものカリウム(1日あたりの摂取目標量の6%)が含まれています。
銅とパントテン酸
銅は、小銭や家電製品に含まれる「金属」のイメージが強いかもしれませんが、体にとっての重要な栄養素でもあります。 銅は鉄とともに赤血球の形成を促進し、鉄の吸収を助ける面もあり、骨と血液の健康に不可欠であると考えられています。その銅の1日あたりの必要量の10%を、1/3個のアボカド(約50g)から摂ることができますよ。
パントテン酸というのはあまり聞きなれない栄養素かと思いますが、パントテン酸は水溶性のビタミンBで、体内で食べ物がエネルギーに変換されるのを助けてくれます。アボカドには1食あたり摂取推奨量の14%が含まれており、パントテン酸の優れた供給源といえます。
アボカドは、他の食材と合わせる際は、サラダなども良いですし、ワカモレも少し余ったアボカドを使い切るのに便利です。アボカドを日々の食事に取り入れてみては如何でしょう。
*1 栄養表示や重さは米国を基準にしています。最新版の日本語訳を掲載しておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。
<関連リンク>
アボカドの栄養と効能アボカドの栄養成分表
出所:
https://avocadosfrommexico.com/blog/nutrition/vitamins-you-didnt-know-were-in-avocados/