第1回大会以来、北中米を代表する強豪国としてその存在感を発揮してきたサッカーのメキシコ代表チーム。1994年以降は7大会連続で決勝トーナメント進出を果たしており、今大会でもおおいに活躍が期待されています。そして今年は「ロス・トリコローレス」の愛称で親しまれるチームの目印、アボカドカラー（緑色）のユニフォームが復活！
メキシコでもアメリカでもヨーロッパでも、友達や家族と一緒においしいおつまみを食べながら観戦するのが一般的ですが、その代表格が「ワカモレ」です。 さあ、あなたもメキシコのソウルフードであるワカモレ（アボカドディップ）を食べながら、メキシコ代表チームの試合を応援しましょう。

メキシコには野球、ルチャ・リブレ（メキシカンプロレス）、ボクシングなどの人気スポーツがありますが、なかでも圧倒的な人気を誇るのがサッカー。子どもから大人まで熱狂的なファンが多く、メキシコの国内リーグであるリーガMXは、ドイツのブンデスリーガ、イギリスのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガに次いで世界第4位の観客動員数を記録するほどの人気ぶりです。
4年に1度のサッカーの祭典ともなると、その熱狂はさらにヒートアップします。楽しいことが大好き、お祭りが大好き、そして何よりサッカーが大・大・大好きなメキシコ人にとって、この大会は国中で盛り上がる特別なイベント。試合中は仕事も学校も一時中断してみんながテレビ中継にくぎづけになるため、街が閑散としてタクシーも拾いにくくなるほどなんですよ。

スタジアムではもちろん、パブリックビューイングで、スポーツバーで、街角で、楽しくにぎやかに応援するのがメキシコ流の観戦スタイル。各国サポーターと同じように代表チームのユニフォームに身を包み、フェイスペインティングをして、国旗をマントのように羽織るのが定番。
観戦中には「オーレ！オーレ！（行け、行け）」という歓声が沸き起こり、サポーターの熱気もどんどん高まります。この掛け声は日本でも同じ。日本でも「ニッポン・オーレ！」の大声援が沸き起こります。

ところで、サッカー観戦を楽しむときに欠かせないのが、おいしいお酒とおつまみですよね。スポーツ観戦のときには、メキシコだけでなく世界中で、ビールやテキーラ、マルガリータなどと一緒に「ワカモレ」を楽しむのが定番。「ワカモレ」とはアボカドをすりつぶしてディップ状にしたソースのことで、玉ねぎやトマト、レモン、スパイスなどで調味して仕上げます。アボカドの濃厚でクリーミーな味わいがどんなお酒ともよく合うので、仲間同士で盛り上がるときにもぴったりなんですよ。
あなたもぜひ、メキシコ産のおいしいアボカドで作った「ワカモレ」をおつまみに、「ロス・トリコローレス」の熱い闘いにエールを送りましょう。